ドラえもんとMr.Children


「映画ドラえもん のび太の新恐竜」を見て思ったところ、Mr.Childrenとリンクする部分がいくつかあったのでメモ書きのように書き留めていきます。


・恐竜と花


今作の序盤で「なぜ恐竜は絶滅したのか?」という疑問が出てきました。劇中でもあった通り6600万年前に地球にいくつもの隕石が地球に衝突し、その後の極端な気象変動により恐竜はほどなく絶滅したという説が広く受け容れられいます。しかし、ふともう一つ説がふと脳裏をよぎりました。


それは「花の出現」です。花粉を運ぶ昆虫には「花」は蜜を与え、ただ食べるだけの恐竜には毒を盛りました。それ故に草食恐竜はもちろん、草食動物を食べる肉食恐竜も姿を消していきました。しかししかし未だに存在する恐竜の存在を僕は知っています。


Mr.Childrenです。Mr.Childrenにとっての「花」とはニューヨークのウォーターフロントスタジオで最初にレコーディングされた、深海への入り口となるものです。ところがMr.Childrenというポップザウルスは自分たちを滅ぼそうとした花さえも取り込んでさらに巨大なポップな恐竜へと進化していきました。


花といえば2008年に出演したMusic Loversの桜井さんMCにて「スガシカオさんから桜井くんは花って言葉が好きだねぇもしかしたら、君の永遠のテーマなのかもねってメールが来てそうなのかもねぇ()」なんて話をしてたけど桜井さんにとって、Mr.Childrenにとって""は今後もキーになってきそうな気がします


・主題歌に込められた想い


まず"Birthday"には"誕生日"というより""という時間を他の誰でもない""が生きているその日々のことを指しているのではないかと感じました。

2010年に放送されたTHE SONGWRITERSにて佐野さんからの「好きな言葉は?」という質問に対して「今日という日は自分に残された人生における最初の一日」と桜井さんは答えていましたが、その言葉がまさに歌詞となって表れているのかも


そして"君と重ねたモノローグ"

これはキューとのび太の関係性が顕著に描かれているなぁと感じました。歌詞はもちろんのことながら特にそう感じたのはアウトロの部分です。映画を見る前まではなぜこれ程長いアウトロになったのか見当もつきませんでしたが、あれは恐竜として生き延びたキューとミューが鳥として現代まで子孫を残し、キューと約束した逆上がりを克服するのび太を上空で見守るという長い時間軸の流れを描いたのではないかと勝手に想像してました

それにしてもシナリオを読んだファーストインプレッションでこの曲描いちゃうあたりから桜井さんやべぇな……


兎にも角にもまたライブで聴きたい楽曲が増えました。つぎMr.Childrenに会うときにはどんな進化をしているのかまた感謝と愛情のキャッチボールができる日を心待ちにしながら日常をやっつけたいと思います